韓国と日本のファッションの違い

大田明弥 (c)AKANEOTA.COM

 

韓国でオンラインストアを運営している会社に勤めているお姉さんと韓国と日本のファッションについて話す機会がありました!
そのお姉さんは日本に留学していたことがあり、日本のショッピングは楽しいと言っていました。

でも日本でオンラインストアを運営している私にとっては、韓国のほうが全てにおいて揃っているイメージ。

 

1.東大門市場や南大門市場へすぐに買い付けにいける

まずはこれがほぼ全てとも言えるほど羨ましい!
日本にも馬喰横山などに問屋街はありますが、その問屋業者が買い付けに行く場所が韓国にあるわけなので、
韓国に住んでいれば、さらに安く仕入れることができますよね。

 

2.カフェや商業施設での写真撮影が可能。

オンラインストアの命とも言える商品写真。どうせならロケをして雰囲気よく撮りたいですよね。
でも日本だと、公園などでも商用の撮影する際は事前の申請と許可が必要なので何かと面倒が多いです。
しかし韓国は、カフェでも公園でも道路でも撮影OK~。
実際に住んでいるとお昼の時間帯に撮影隊をよく見かけます。

 

3.韓国最大手のASPサービス会社CAFE24が無料で利用できる。

ブログを書くならアメブロ、とあるようにショッピングモールを作るならCAFE24といったように使います。
今でこそ日本でもSTORES.JPなど無料で利用できるサービスも普及していますが、
Cafe24の無料の利用範囲は、正直ヤヴァイです。w
そのやばさについては過去記事から♥

 

4.国内の配送料が安い!

かなり大きい段ボールにパンパンに詰めても5000ウォン(約500円)で配送できます。

 

韓国っていいことがいっぱいーーーー♥
でもこれはあくまでも韓国でオンラインストアを運営するなら…という意見。

実際にお買い物するとなるとこんな意見もあるそうです。

 

●めっちゃ高いかめっちゃ安い服しかない

確かに。デパートにあるハイブランドの洋服か、市場にある1着1000円以下の洋服か、という究極の選択ですね。
お姉さんは日本への留学中、ルミネが大好きだったそうです。
ルミネブランドのように1店舗1店舗コンセプトがあってお店の雰囲気も可愛くて、
安すぎず高すぎず手に届く価格というブランドが集まったショッピングモールは韓国にはないかもしれないですね、、、。

 

●テイストがすぐコロコロ変わっちゃうから信用が少ない

東大門市場やその近くにあるミリオレへ行ってお気に入りのショップを見つけても、
流行り廃りがハッキリとしている韓国は、流行ればそればかり、廃れば消えてしまい、
お店のテイストがコロコロかわるんだとか。
市場の波によってお店の価格帯にもバラつきがあって、
数ある中からせっかく可愛いお店を見つけても、次に行ったときには全然違うテイストにチェンジしていて
結局また1から好きなブランド探しをしなければいけなくてしんどいそう。

 

●ブランドという概念があまりない

以上の2つの話をまとめてもそうなのですが、カロスキルやホンデを歩いても、
ブランドとしてコンセプトを持ったショップはあまり多くなく、同じ商品がショップによって価格が異なることがあります。
なぜショップが違うのに同じ商品が売られているかというと、市場から仕入れているセレクト商品だからです。

買い手からすれば、どうせ同じ商品なら安い方を買うわ、ってなりますよね。

梨大など若い子が集まる学生街では、ワンピは1000円、トップス500円、ちょっと装飾されていればプラス500円というように
暗黙の了解的なルールを感じて価格の不安は少ないのですが、街をまたぐとさらに価格が変動します。

例えば私がアックジョンで買った約7,000円の靴は、カロスキルで約14,000円で売られていました。
ここまでならラッキー♬で済むのですが、
たまたま寄った江南駅の地下道では、同じデザインの靴が約6,000円と少し安くなっていてとても悲しい気持ちになりました。笑

アックジョンで買ったので、かかと部分にショップのロゴが入っていたのですが、
カロスキルと江南駅ではロゴなしのノーブランドアイテムとして売られていました。
おそらく、アックジョンのお店が市場で仕入れたアイテムにロゴをプリントしたんでしょうね。

 

と言った感じで、日本のアパレル業界は特殊だと言われるのと同じくらい韓国も特殊だなと思いました。
お隣の国だけど似てるようで全然違う。
知れば知る程面白い国だな〜と思います♬

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