《本の中の姉貴》Lilyさん10周年記念「Very Lily」レビュー

 

Very + Lily

 

あなたは自分が好きですか?
すぐにイエスと言えないなら、脚本に少し赤字を入れて。
人生が自分主演の映画なら、監督になるのだ。
モラルよりも大切にすべきは、「どんな自分が好き」か。
さあ、自分にどの道、歩かせようか?
そう考えると、人生って退屈知らず。
p.s.なにも、毎日毎日ハッピーじゃなくったっていいんだよ。そんな映画、つまらなくない?
(「印象美こそ、魅力の極み」より)
出展:Amazon – Very LiLy

 

「おとこのつうしんぼ」からずーーーっと大好きなLilyさんの新刊「Very Lily」。
やっと時間が出来て読み終わったのでレビュー。

 

20代前半の、愛とは?恋とは?のテーマから始まり、キャリア、結婚、出産、子育て、離婚といつもわたしたちに赤裸々にアドバイスをくれるLilyさんは本の中の姉貴的な存在♡

(お姉さん、よりもなんかもっと芯の強い姉貴のほうがしっくりくる♡)

 

新刊《Very Lily》は、10周年に相応しい、Lilyさんをずっと追いかけてきた人向けの内容。

なんか良い例えが見つからないけど、日本のアイドルってずっと永遠にアイドルでいてくれることに対して、Lilyさんはわたしたちと一緒に年を取ってくれる。
だからずっと追いかけちゃう。

 

sugerのお客さんでも好きな方いると思うので、ネタバレしない程度に書くと。。
紗栄子ちゃんのところと、アリシアキーズのところとか好き。
Lilyさんって、女の人の笑顔の奥にある強さを引き出してくれるから取材の記事もすごく面白い。

 

エッセイは、思わずわらけてしまったり、「あぁわかるw」っていう話題から、小説はLilyさん自身を投影しているような内容ですごくリアリティがあって面白かった〜。

 

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部屋の中でじっと読むよりは、移動中の電車やお風呂の湯船に浸かって、本の世界に浸りながら読むのが好き。

本の中にでてくる「浄化作用のあるセージの香り」というワードが印象的すぎてAmazonでセージのアロマオイルを購入し、「抹茶ラテの甘い湯気」をわたしも味わいたくて近所のスタバへ走るくらい浸れる。

 

 

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せっかくなのでVery Lily以外にもおすすめの本をご紹介します。

 

ここからは、オトナのはなし

 

いつの間にか周りも自分も変わっていっていることにふと気づく30代。
等身大の女性の結婚、恋愛、仕事、夫婦、セックスなど日々起こっている日常が赤裸々に語られています。
脚色されたキラキラしたものとは違ったリアルなオトナの女性の姿がここに。
出展:Amazon – ここからは、オトナのはなし

 
まるで女友達の会話が繰り広げられているようで読みやすいし、臨場感があるんです。

 

 

それから、おすすめNo.1は夢を追いかける姿を綴った《Tokyo Dream

 

 

コネも金も特技もないけど、作家になりたい。現実と夢とのギャップに焦りながら、大学の授業とクラブとバイト漬けの日々を送っていたLiLy。それでもなんとか出演できるようになった番組は打ち切りになり、念願の本を出せた出版社は倒産…。生活費の計算をしながら、企画を考え出版社に持ち込みを続け、遂に人気作家になった根性の軌跡。

出展:Tokyo Dream (幻冬舎文庫) – Amazon

 

Lilyさんが上京後、「本を出す!」という夢を叶えるまでの実話。

 

「夢なんて持っていなければこんなに苦しい思いをしなくてすんだのに・・・。 」

 

これは、絶対に読んでほしいし道徳の授業の教科書にするべき。

 

Tokyo Dreamを読んだ頃わたしは学生だった。
少し仕事を始めていたのですが、なかなかうまくいかず大人たちに手のひらを返されて人生で始めて「挫折」を知った時期で。。
(今思い返せばあんなの仕事って呼べないなと思う。でも当時はすごく真剣だったなぁ)

夢を叶えようとする姿はとても前向きだけど、綺麗なことばかりじゃないし夢があるからこそ、自分の未熟さに嫌になっちゃう時
すごくすごく励まされたなぁ。

今でも時々読み返しています♡

 

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まだ読んでないのはNinpu Talk with Lilyだけ…♡
いつかそのときがきたら同じ目線で読めるのをたのしみにしてる♡